先週の木曜の話。
アート・アニメーション・フェスティバルに行ってきました。
フェスティバル、といってもいわゆる上映会なのですけどね。
さまざまな映像作家の作品を上映する企画。
これ、たしか昨年から始まったイベントだと思うのですけど、まさか今年も続行されるとは思っていなかったので嬉しい限り。
今年の目玉はおそらく、ヤン・シュヴァンクマイエルでしょう。
入場無料ってのは凄いな。
とか言いつつ、私がヤン・シュヴァンクマイエルを知ったのは「人間椅子」の挿絵からなんですけど。
つまり、かなり最近です。恥ずかしながら。
「アリス」(1988年)を仕事帰りに観てきました。面白かった。
アニメーションといっても、いわゆる普通のアニメではなく、実写・人形・クレイ・オブジェなど様々な手法を融合させたコラージュ・アニメーションなるもの。
序盤。白ウサギの登場が衝撃的…物語に引き込まれてしまいます。
いやぁ、アリス役の女の子が可愛い。
白ウサギの人形がとことんシュール。笑
コミカルに描かれがちな「いつまでも終わらないお茶会」がグロテスクに描かれていて、三月ウサギも帽子屋も本当に気が狂っている。
これぞまさに「A Mad Tea-Party」。
赤ん坊が子豚になったりとか。
女王の「首をはねて」連呼が何かすげー。
ああ、不条理。閉塞感。ほほえましい。
独創的なのに、原作に忠実な作品でした。素敵な脚色。
あいにく、ここ最近物凄く忙しくてアート・アニメーション・フェスティバルでは「アリス」しか観れなかったのですが…。
もっと色々観たかったな。
来年もやってくれるといいなぁ、と楽しみにしてます。
蛇足ですが、上映室の人間模様も何だか面白かったです。
普通の映画館って、大体の客が2人以上で、上映前はざわついているものだと思います。
ところが、今回の会場ではそれなりに人数は多いのに殆どが1人客。しかも、上映前は大体の人が本とか読んでて、お腹の音が聞こえてしまうくらいに物凄く静か…。素敵な空間でした。笑
あぁ、それにしても「悦楽共犯者」が観たくなってきました。
あ、ちなみに今回のタイトルはOGREのマスクから拝借致しました…
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